estrella and NA roadster 's diary

エストレヤとNAロードスター(ユーノスロードスター)のコト

(閲覧注意!)素人カスタムならではの非常に危険な作業工程を全部公開します…

こんにちは。

a.c.d.です。

 

さて、前回はハンドルを変更したことにより、エストレヤのタンクと純正のスイッチボックスから出てるスロットルワイヤーが干渉し、そのため、スロットルワイヤーが上からニョキッと出ているスイッチボックスを探していた所、同じKawasakiのW650用純正スイッチボックスがポン付けできそう!という所までのご報告でした。

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実際にケーブルはほぼポン付けで対応できました

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形状もほぼ同じ。右が新しいW650用

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こちらがエストレヤ用

上の写真がエストレヤ純正のスイッチボックスで、エンジン始動ボタンに対して、下向きにスロットルワイヤーが出る部分があります。
スロットルワイヤーは、「引き」と「押し」の2本が必要なんですね。

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エストレヤから外した所。押しと引きの2本が出てます。

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こちらがW650用

こちらの写真がW650用で今回購入したものです。

手前のエンジン始動ボタンに対して、奥に2本ワイヤーが出るような形状になっています。奥から出るようになることで、タンクに干渉しなくなる、ということですね。

 

さて、後はこの新しいスイッチボックスをエストレヤに付ければ終了!の予定だったのですが…色々と問題が発生しました。

まずは、今回の一連のハンドル変更時に取り付けた「グリッピヒーター」です。

 

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問題の写真がこちら

このグリップヒーターを取り付けた時にはもちろんエストレヤのスイッチボックスだったので、どうしてもスロットルワイヤーの位置が今回のスイッチボックスに合わないんです。

上の写真でも少しわかると思いますが、グリップを回すと2本のワイヤーが引っ張ったり押したりして、エンジン横にあるアクセルを空けたり締めたりします。

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キャブの横にあるこの2本のワイヤーを押したり引いたりします。

実際には「引き」のケーブルだけが作用しているらしく、「押し」のケーブルは事故や緊急時に強制的にアクセルを回す用にあるらしいです。

 

で、肝心のそのケーブルが、現在の設定だと回せないんですよね…。

なので、まずはグリップヒーターとその中の樹脂製の物を外さないと行けないのですが…これが取れない!

おそるべしスーバーX!!(←この前紹介した接着剤)

 

ここから観覧注意!!素人ならではの作業です。プロの人は読まない(また、指摘しない)ようにお願いします…。

 

グリップと樹脂を外すのを諦めた僕は、樹脂の前側にあるワイヤーをつなげる部分のみ切り取っちゃいました!!!

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ぶった切る!

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そしてまさかの…

そしてまさかの接着剤で元通りにする作戦を敢行。

 

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こんな感じでくっつける

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さすがに強度が弱いと思うので、内側にも接着できるように工夫する

と、こんな感じでワイヤーの取り付け位置を強引に変更してみました。

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こんな位置なら大丈夫だと思った当時の自分を責めてやりたい

この時に考えていたのは、スロットルワイヤーが出ている方向と真反対にこのワイヤーをつなげれば良いんじゃないか?という事で、接着も丁度反対になるように付けていたんです。

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結論でいうと、回らなかったです…苦笑

取り付くには取り付いたのですが、結論でいうとスムーズに回らなかったです(苦笑)

この状態で2日ほど置いておいたのですが、やっぱり接着剤だけではかっちり止まっておらず、このまま走っていたら大事故になってしまっただろう…と思うほど、あっさりと樹脂が壊れちゃいました…。無知な素人の無理なカスタムほど、怖いものは無いですね…。

と、いうことで結局、グリップの中の樹脂を新調することに。

グリップヒーターがデイトナ製なので、デイトナ製で良いだろと思ったのですが、レビューを見て愕然としました…。

まさかの、デイトナ製なのに、デイトナ製のグリップヒーターには付けられない…と。

(太くて入らないらしい)

とはいえ、どれも同じような物でしょうし、太ければ削ればいいかと、上記の物を購入してみました。

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案の定、入らないので削る

到着後、素の状態でグリップヒーターに入れてみましたが、全く入らない(笑)

写真では全部を削ってないですが、実際にはほぼ全体を削り、ワイヤーを止める部分もかなり削りました。この作業で寝る前の2〜3時間を使っちゃいました…。

 

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ついでにワイヤーの注油も

さて、スロットルワイヤーをせっかく(?)外しているので、ワイヤーの注油もやってみました。

写真のように、ワイヤーを少し下を切ったビニールに入れ、556をスプレーし、ワイヤーを押したり引いたりして注油します。

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こんな感じでオイルを吹き付けて、無くなるまでシコシコする。

反対側から油が出てきたら終了です。

ただ、この作業はわざわざビニールなんて使わなくても出来ました。

 

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こんな感じでスロットルワイヤー部分の凹みを利用する

スイッチボックスを取り付ける前に、写真のようにスロットルワイヤー部分に注油して、同じ用にシコシコする事で同じことが出来ました。

ちょうど、凹みがあるのでそこに油を貯める感じですね。

 

ちなみに、この注油作業、めちゃくちゃやってよかったです!

正直、毎回乗るたびにちょっとずつ動きが渋くなって来てたからか、全くアクセルのレスポンスや動きに関して疑問に思ってなかったのですが、このワイヤー注油をしたことによって、めちゃくちゃグリップが軽くなりました!!!

それはもう驚くくらいの軽さです。

ハンドルが重ステからパワステに変わったときくらいの衝撃があると思いますので、皆様も是非このメンテナンスはお薦めです。

 

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通常時

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アクセルを回したとき

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取り付け後の写真

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乗車時の見た目

色々とすったもんだがありましたが、何とかスロットルワイヤーは純正のままで、取り付けることが出来、無事にタンクとワイヤーの干渉も無くなり、アクセルまで軽くなるというおまけ付きのカスタム&メンテナンスになりました。

 

ちなみに、地味に時間がかかったのは新しいスイッチボックスにスロットルワイヤーを取り付ける所です。

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お互いが邪魔して回せない…

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知恵の輪的アイデアが必要

これ、どうやって入れるの!?といろいろと試したのですが、なかなか入らない…。

結論でいうと、手前(写真下側)だけをすべて回した後、残りのワイヤーを回すことで付けられました…。

単純ですが、ハマってしまうとずっと悩んでしまう微妙に自分のアホさ加減を知らされる現実にぶち当たってました。

 

さてさて、長かったハンドルカスタムはようやく年越しで完成!

当面は大きなカスタムは無いと思いますが、今年は今回のワイヤー注油のように、メンテナンスやプチカスタムに力を入れていこうと思います!

 

ご覧いただきありがとうございました。

a.c.d.でした!