こんにちは。
a.c.d.です。
20年前に購入し、ほぼほぼノーマルのデザインでも気に入っているエストレヤだったのですが、モトブログ(文字版)をやるようになり、ちょっと変えてみようかな程度に思っていたカスタムをせっかくなのでやろうと思い立ちました。
今回はハンドルなのですが、最初はグリップヒーターを付けたいと思ったところからがスタートでした。
前にアップしたレンタルバイクツーリングで、それほど寒い時期ではなかったのですが、レブル1100を借り、それにグリップヒーターが付いていたので、これは結構寒い時期に有効かもしれない…と思った次第です。(まぁ20年間無くても大丈夫だったので、まぁ無くても大丈夫なんだとは思いますが…苦笑)
とはいえ、グリップヒーターをつけるとなると、どうせならハンドルごと変えてしまえ、と言うことで1ヶ月ほどエストレヤに合うハンドルを探していました。
※純正以外のハンドルに交換する場合は、車検がない250ccでも改造申請(?)が必要です。諸元表の幅とか高さとか、色々と変わるからですね。
ハンドル以外にもシートをタンデムからソロに変更するなど、意外と申請が必要ですので、カスタムされる方はご注意下さい。
250ccの場合、改造申請はお住まいの地域の管轄運輸局になります。
さてさて、元のハンドルと言うと座ったところからの目線はこんな感じ↓
正直、めちゃくちゃ乗りやすくライディング姿勢に無理な箇所はまっっっったく無いと思います。おそらく女性やあまり大柄でない男性の方なら、ほとんどの方が乗りやすいと感じるポジションだと思います。
ただ、それだけに面白みが無いと言うか、ちょっと初心者ライダー向きっぽい雰囲気が無くもないですね。
とはいえ、やはり個人的にエストレヤの雰囲気やデザインは気に入っているので大きく見た目を変更することは望んでないので、結構悩みました。
ちなみにハーレー以外のバイクは、おおよそハンドルのパイプ経がφ22.2mm(7/8インチ)となっており、基本的にそのパイプ経のハンドルは取り付けることが可能です。
もちろん「エストレヤ用」といった名称で売っているものもありますが、最初からハンドルスイッチボックスの取り付け用の穴が空いていたり、ケーブル類が付いていたりするだけの物ですので、自分で穴を開けたりケーブルを使い回せる場合は、あまり「エストレヤ用」に拘る必要は無いと思います。
(あまりワイドにしたり、アップハンドルにしたりする場合は、ケーブルの長さ違いを別途購入する必要もありますし、自宅に穴あけドリルが無い方なんかは、専用ハンドルの方が作業は楽だと思います)
さて、ハンドルを決めるに辺り、今までは「各所自分の好みでカスタムする」という、ある意味(カスタムのコンセプト=自分)としちゃってたのですが、ハンドルとなると、走り屋っぽいセパハン、ヤンキーチックなアップハン、オフっぽいバーハンドル…といった感じで結構バイクのカスタムコンセプトが決まってくるように思うんです。
なので、大まかにコンセプトを決める事にしたのですが、やはりエストレヤ全体のイメージから、
レトロ風だけどゴリゴリのレトロに振らない、でも今のネオレトロブームとも違う
という所に落ち着きました。
ハンドルの形状としては、今までより少し下げて、少しワイドに、というようなイメージです。
で、選んだのがこちら↓
ハリケーンさんのハンドルは、サイズなどの絵が各ハンドルに書かれてあるので、純正ハンドルとの比較がイメージしやすく、かつ種類も多いのでさすが老舗ハンドルメーカーって感じですね。
コンチ1型も特にエストレヤ用と書いてないのですが、ハリケーンさんのHPには取り付け可否が書かれている表があったので、そこで純正のケーブルままで着くかどうかが判別できます。
さて、年末の休みを使って取り付けをしたのですが…結論から言うと2日ほどかかる大掛かりな事になっちゃいました…。
イメージでは、旧ハンドルに付いているグリップやミラー、スイッチ類を外す(30分程度)で、新ハンドルに付け替える(30分程度)グリップヒーターの設置・配線(1時間)全体取り付け完了、というせいぜい2〜3時間で終わるだろうと思ってたのですが…。
まずはハンドルに付いているものを各種外していきます。
ハンドルに付いているものをすべて外し、そのままスルスルとハンドル交換しようと思ったのですが…ここからが地獄の始まり!!
どうやってもハンドルバーが取れない…。
仕方がないので、真ん中のハンドルを通している部分(何ていうんでしょうね?)を外していきます。
ただ、この状態でもまだハンドルバーが取れず…真ん中のステーを外すことを決意。
そして本当の地獄の始まり…。
ハンドル裏のナットですが、まず普通のラチェットだともちろん届かず、手前にすぐ干渉しちゃう場所もあるので、厚みのあるソケットも入らず…。
当然スパナやレンチも色々と試しましたが、回せるスペースがほぼ無いので、めちゃくちゃ困りました。
ってか、ここだけでおそらく数時間格闘してました…。
格闘に疲れ果てて、撮影をする気力も無かったです。(ま、変化も無かったので撮るものも無かったですし…)
で、色々と工具を試した結果、この地獄から救ってくれた救世主はコレ↓
ラチェットのソケットをバネ状で繋げるモノ。
使うまでは、こんなのどこで使うんや?と思ってたんですが、これがあったことで作業は格段に楽になりました。
使い方は、こうです↓
写真で見ると、コンチ1型の方は少し上向きに見えますが、取り付ける際には角度を回転させることで好みのハンドル位置にします。
ここまでくれば、あとは新しいハンドルにスイッチ類を取り付けるだけなのですが、先に書いたように、新しいハンドルはエストレヤ用というわけでもないので、スイッチボックス用の穴を空けないといけません。
ようは、スイッチボックス側に凸があり、それをハンドルバーの凹みにはめることで、スイッチボックスがズレるのを防いでくれるんですよね。
マスキングテープに傷がいくので、そこに穴を空ければ良いんですが、最初は2mm程度の小さい穴から空けると空けやすいと思います。(円柱なので下手するとドリルがつるりと滑って危ないです)
もろもろ取り付けた状態が上の写真ですが、今日の所はここまでで力尽きました…。
いや、本当にハンドルナットにめちゃくちゃ体力を吸い取られました…。
グリップヒーターの取り付けなど、色々と残ってますが、今日はこの辺で。
この状態でもパット見た感じ、かなりワイド&ローになったので、結構思った通りでした!!
ちなみにハンドルバーだけで言うとセールで買えたので3千円もしなかったです。
その金額でこんな感じに、見た感じも乗った感じも変わるため、愛車の印象を変えるカスタムとしては、コスパは一番いいのではないかな?と思ったりします。
ただ、何度も言いますが、取り付けはめちゃくちゃ大変でした…。
こんな事が分かってれば、おそらくフロントタイヤやライトを外してからの作業の方が良かったと思います。
これからやろうと思ってらっしゃる方は、是非参考にしてください!
(エストレヤでも後期型は通常のハンドル止めになってるので、作業性は大幅にアップしてると思います。個人的には、この部分もレトロちっくなので気に入ってるポイントですが…)
では、グリップヒーターなどの続きは、また次の投稿で。
a.c.d.でした。
…あー疲れた……。