estrella and NA roadster 's diary

エストレヤとNAロードスター(ユーノスロードスター)のコト

ユーノスロードスターの定番真夏対策について

こんにちは。

a.c.d.です。

 

オープンカーに乗る前と後で一番のイメージギャップといえば、「オープンカーは夏の乗り物!」では無いでしょうか。

つまり、乗る前は、夏空ピーカンの下、オープンにして海岸沿いなんかを走ったら気持ちいいだろうなぁという想いと、実際購入後にピーカンの下、オープンにして走ったときの「あかん、熱中症になって倒れてしまう…」とのイメージギャップですね。

 

僕も今年の春にこのNAロードスターを購入したので、まだヒト夏も超えてないのですが、今年は6月から猛暑日が続いたこともあり、すでに夏のオープンカーの洗礼を受けておりました。

 

色々と調べていると、そもそもNAロードスターはエアコンの効きが弱いらしく、それは構造から来るものとの事でした。

具体的には、ロードスターのエアコン配管が、どうしてもエンジンの熱をひらってしまう導線になっているようです。

おそらくは、構造としてシンプルにしたいという設計思想からくるものらしいのですが…30年前の気温ならいざしらず、日本各地で40℃を超えるような予報も出る現代にあっては、ちょっとキツイですよね…。

 

そこで、さらに調べてみると、その配管を比較的簡単にバイパスすることで、エアコンの効きを劇的に変更する方法が有るとのこと。

以下のYoutuberさんや、その情報の元になっているろどまにあさんからの助言などを参考にして、本気で暑くなる前の7月上旬にやってみました。

 


www.youtube.com

 


www.youtube.com

 

ろどまにあ (@dxxswr702) / Twitter

 

まずはクーラントをすべて抜く準備

簡易スロープに乗せるだけでクーラントは抜けますね。

フロント下側のネジを取れば、クーラントを抜くことが出来ます。

抜いたクーラント

新品のクーラント液買ってましたが、納車時に変えてもらってたみたいでまだまだキレイなので再利用しました。
しかも最近はロングライフクーラントなるものが使われているらしいので、数年おきの交換(車検おきくらい?)でも全然問題ないみたいですね。

 

さて、クーラント液が抜けたら下準備は完了です。

ここから、エアコン配管を工作していきます。

 

まずは、今ついている配管を取る。

これ、めちゃくちゃ大変でした…。

ゴムはまだ硬化もしてなかったので新しいっぽい感じだったのですが、ぜんぜん抜けません…。

困った時のラスペネ師匠を使っても全然ダメでした。

結論、端にはさみで切れ込みを入れ、抜くというより切って外しました。

無残にも切ってしまった後

管を全て外すのですが、エンジン奥がめちゃくちゃ取りにくい…

どこもかしこも、作業スペースが狭く全く取れないので、今まで色々とやってきた中でも結構大変な部類の作業ですね…。

Youtubeとか見てたら結構簡単そうにやってはるのになぁ…。やり方が悪いのかな?

ちなみに、今回取り付ける配管バイパスです。臓器みたい。

今回のカスタム用に購入したのは、切り替え部分と新しい配管2本とクリップ4個です。

全部で1万円も行かなかったと思います。

これで劇的に涼しくなるなら、安いものですよね!

 

いきなり取り付け後の写真です。どこにも干渉せず取り付けられました。

で、なんやかんやあって写真のように取り付けられたのですが…この取付作業が、取り外し作業以上に大変でした!!

ホースクリップ用の工具もなかったので、ホースをはめてからクリップがなかなか上手く動いてくれなくて…何度も取り外したり、とはいえ一度付けたら外せなかったり…と、ほんとに二度としたくない(できない?)作業ですね。

 

ちなみに新しいクリップには、クリップを開けておくための金具が付いていて、ホースをつなげ、クリップを正しい位置に持っていき、場所が確定したらその金具を引っこ抜くんです。そうすればクリップがホースをガッチリと挟むのですが、その構造を知らずに最初に金具を取っちゃってたんですよね…。

なので、ホースを動かす度にクリップをペンチなどで開いておく必要があり…それが作業を大きく妨げる原因になってました。

素人作業はこういったケアレスがあるので、注意が必要ですね…。

まぁ何事も経験ですし、次があれば注意しますが、二度としたくないです(苦笑)

 

なんとか配管工事が終われば、クーラントを入れていきます。

バイパスの切り替え部分は、バイパスしない方向に(つまり、加工前の導線のままに)して、ヒーターを目一杯暑い方に移動し、温風をMAXで出しながら、クーラントエア抜きをします。

ぷくぷくとエアが抜けていきます。

かれこれ45分くらいはエンジンをかけてエアを抜いていましたが、細かなエアになってからはずっと出続けるので、ほどほどの所で終了しておきました。

今回は抜いたクーラントをそのまま入れたのですが、やはりそのままだけでは足りないようで、たまたま交換用に購入していたクーラントと同じ物だったため、少し継ぎ足して入れています。

 

作業完了後30分ほど走り、クーラントの漏れや抜けが無いことを確認して、今回のカスタム終了となりました。

 

そして、気になるバイパスの効果は……………正直、よく分かりません!(笑)

 

まぁまだこのロードスターで夏を経験していなかったですし、6月ごろにエアコンを使っていた時には、結構効いていたので…そもそも効きが悪い印象がなかったんですよね(笑)

 

とはいえ、全く効果が無いことも無いんでしょうし、35℃を超える日に乗って始めて体感するのかもしれません。

 

ちなみに、切り替えを夏のままにして冬に走ってしまうと、ヒーターが効かなかったり、オーバークール気味になったりすることもあるらしく、施工を考えてらっしゃる方はその辺りもご注意ください。

 

また、Youtuberさんも仰ってますが、これらの施工をされる場合は、ろどまにあさんへ確認してからお願いします、との事です。

 

a.c.d.でした。