estrella and NA roadster 's diary

エストレヤとNAロードスター(ユーノスロードスター)のコト

(エストレヤ)ツーリング中にクラッチ不動になりピンチ その修理(1)

こんにちは。

a.c.d.です。

 

先日、友人とのツーリングの帰り道に、急にクラッチが切れない状態になりました。

ハンドル側のクラッチバーは問題無さそうで、左足のグラッチチェンジがどうもおかしいようです。

まぁ何とか1速と2速だけで自宅まで戻れたので良かったのですが…。

クラッチがクラクラです。どこかが外れたみたいな感じ。

20,000キロを前にして、始めての大きな故障

クラッチカバーを開けるためにオイルを抜きます

今回、これでオイルを凝固しようとしましたが、全然固まりませんでした…

さて、クラッチカバーを外すにはマフラーやエキパイを外す必要があります。

それらを外してからカバーを外すのですが、まずはオイルフィルターの部分を開けて、フィルターも外しておきます。

クラッチカバーは12本のボルトで止まってるのですが、さらに隠しボルトっぽく1本のボルトがあり、合計13本で止まっています。

隠しボルトに気づかず、めっちゃ叩いて外そうとしてました…

隠しボルトは最初に外したオイルフィルターの右下奥にあります。(写真の真ん中)

それらのボルトをすべて外すと、ようやくクラッチが見えてきます。

 

クラッチカバーを外したところ

真ん中のバネっぽい所が外れてるっぽい感じで何か怪しい…

クラッチ板センターのボルトは30mmと普通用意してないサイズかなと。

ガスケットもそこそこ固着してます。

色々と外した後、注文するものを確認しました。

ざっと外せるものを外し、クラッチ板の厚みなども図った後、今回必要そうな部品を購入しました。

購入にあたりエストレヤのクラッチを分解修理されてる方のYoutubeを参考にしたり、パーツリストを見て確認したりしたのですが、今回は結構大きな分解修理なので、以前より欲しかったサービスマニュアルも購入することにしました。

 

こちらがサービスマニュアル。結構高いですよね…

今回購入したものです。(が、結局追加で色々と買い足しました)

そんなにしょっちゅう開けないものですし、Oリングやスプリングなどは、問題無さそうなものもついでに変えておきます。

今回の諸悪の根源はコレ

今回、ツーリング中にクラッチが使えなくなったのは、このクラッチシャフトのバネが折れていました。調べてみると、エストレヤのこのバネは結構折れやすいみたいで持病扱いみたいですね。

シャフト自体も新品交換しておきます。(バネ類も含む)

ちょっと分かりにくいですが、新旧のシャフトで目印についてるポンチの位置が180度違う

花びら型の歯車含めて全部取り替えてます。

30mmのボルトを止めるため専用工具を使う

もろもろ新品交換した後、組付けをしていきますが、例の30mmのボルトが規定締め付けトルクが高いので、専用工具を買いました。

が、結果的に正しいトルクで締められたのかはちょっと心配です。

というのも、使い慣れてない工具だったので、すぐに外れちゃうんですよね…。

 

さて、これで車体側のチェック、交換は完了なので、後はクラッチカバーを取り付けるだけなのですが、実は…その単純に取り付ける方だけがめちゃくちゃ大変でした…。

 

ちょっと長くなりそうなので、今回はここで終了とさせていただきます。

次回は、「余計な事をして結果的に大幅にコストアップする」をご報告します。

 

よろしければご覧ください。

a.c.d.でした。