こんにちは。
a.c.d.です。
さて、エストレヤで購入当初からずっと気になっていた唯一と言っていいくらいのデザインでの気にいらない部分が、フロントフォークです。
というのも、コスト削減が目的だと思いますが、フロントフォークの右側がドラムブレーキバージョンのエストレヤでも、ディスクブレーキ用の物が使われてるんです。
とはいえ、別に何か問題があるわけではもちろん無いですし、ここを切り取れるだけの工具は持ってないので…解決方法が分からずそのままにしていました。
(こういうの、気になりだしたらずっと気にしちゃう性格です…)
そうこうしてる間に20年ほどの月日が経ち、Youtubeなんていう便利なものが発達したこともあり、とあるYoutuberさんがエストレヤのドラムブレーキのメンテナンス動画をあげられてたのを観ていたんです。
その方も同様に、ドラムブレーキの右側フロントフォークが気になってらっしゃったみたいで、その解決方法にディスクブレーキバージョンの(左)フロントフォークを流用するという事で解決されてました。
なるほど!と思った僕も、同様の方法でやってみたんですが、これはこれで結構たいへんでした…。
↑ここかなり固く締められてるので、テコの原理を応用した方法で回さないと無理でした…。
テコの棒を使うと、緩む方も閉まる方もどちらも回っちゃうので、間違えないように緩めましょう。(緩めるのは時計周りの反対、と覚えましょう)
ちなみに、この後、前タイヤを外すので、エンジン下部辺りでジャッキアップをしておき、タイヤを外してもバランスを崩さないようにしておきましょう。
シャフトを外すまでは簡単に出来たのですが、ここからがめちゃくちゃ大変。
具体的には次の2点が大変でした。
1)そもそもフロントフォークが固着して離れない
2)アクスルシャフトの戻し方が分からない
まず、1)ですが、もちろん購入からフロントフォークは交換もオーバーホールもしていないので、ヘッドライトステーとの固着がひどかったです。
どれだけ引っ張っても取れないので、ゴムハンマーで叩いて取ることにしました。
おそらく、このグレーの物が固着の原因(サビ)だと思いますが、かなりジャリジャリしています。
パーツクリーナーなどで、出来るだけステーのサビを取り、新しいディスクブレーキ用の左側のフロントフォークを挿入しようとするのですが、コレもまた大変でした。
なかなかすんなりと入ってくれないので、結局はハンドルのトップブリッジのネジを緩め、ブリッジの上部が少し開くようにして入れました。
(ヘッドライトステーの上部にプラスチックのストッパーのようなものがあるんですが、それがどうしても入らなかったんです)
ともあれ、何とかフロントフォークも入り、後はフェンダーとタイヤを元通りにするだけ、の作業ですが…ここで2)の問題が発生。
↑このようにきれいに取り付いて20年来の気になる部分が解消されたのは良いのですが、シャフトを入れた時にやってしまいました…。
シャフトを抜くと、↑こんな部品がポロンと落ちたんですが、これがどこに、どの向きに付いてたのかがわかんないんです…。
エストレヤのパーツカタログでも書いてはあるんですが、何となく方向も場所もわかりにくいんです。
結論でいうと、写真の向きでOKで、場所はフォークとタイヤの間に入ります。
それが分からず、色んな方向で試して、ブログ上の方で書いてたような「テコの原理」で思いっきり締めたもんだから…
方向を間違えてパッキンを思いっきり潰してしまいました…。
ここは後日新しいパッキンを購入し付け替えましたが、やっぱりこういうカスタムとかメンテナンスって、素人作業だと毎回何かぶち当たる壁がありますよね…。
今回のカスタムは、正直前回のハンドルのように乗っててもわからないですし、気づく人もほとんど居ないとは思いますが、こういう細かい所にこだわるとより愛着が湧いていく気がします!
ヤフオクなら1万円以内でフロントフォークが売ってますし、作業としては慣れてる方なら簡単だと思いますので、OHのついでなんかにされてはいかがでしょうか?
(というか、Kawasakiがこの状態で売ってよね、とも思いますが…)
読んで頂きありがとうございました。
a.c.d.でした。